本を読みました。

本当は最相葉月さんの「セラピスト」を買おうと思って
本屋に行ったのだけど、
どこへ行っても入荷待ち。(アマゾンで結局購入した。2,3週間待ち)
なんだかえらく長い時間ふらふらして買った
末井昭さんの「自殺」がよかった。
トイレに入った時とか、お風呂とか電車とかでちょこちょこ読むから
どうしてもとぎれとぎれできちんと読めてないんだが。
末井さんという方をまったく知らなかったんだけど、
エロ本とかパチンコ攻略本の編集とかされているかたのようで、
で、なんで末井さんが自殺について書くのかといえば、
そもそも末井さんが7歳の時に母親が若い男とダイナマイト心中しているという事実があり。末井さん自身の人生ももういろいろあって面白いんだけど
それ以上にすごい方が出てきて、これでもかとあらゆる生き方があるぞということを提示してくれてる。
樹海とか、秋田の自殺率の高さについて研究されている大学の先生とかも出てきます。
自殺はダメ、いきていれば必ずいいことがあるから、
と単純には言っていなくて、
「死者を心から悼んで、見て見ぬふりをしないでほしいと思います。どうしても死にたいと思う人は、まじめで優しい人たちなんです。」
と書かれてます。自殺する人への愛情があるなぁ、と。

身近に自殺した人はいないし、
仕事で「自殺」に接することは結構あり、それについて深く考えてしまった、
ということはなく、
むしろ読んだら元気になったというか、安心したというかスカッとしたというか。
自分と自分よりも不幸な人を比べて安心する感覚なのかな。
何かが欠落しちゃった人ととか、親が自殺してしまうとか普通はあり得ないエピソードを抱える人たちに興味を抱いてしまう。憧れみたいな。
自分はまったくそういうのがないから。まったくないわけでもないか。
そういう人たちを自分を比べて安心したいのかもしれないけど、ちょっと違うような気もしている。
もうずっと精神障害の方々とかかわる仕事をしているけれど
どの方も必ず面白いんだよな。生き方が振り切れていて。
面白がるなんて不謹慎かもしれないけど、
そんな支援者がいてもいいのかなと思う。
自分も仕事以外では知った人に合うのが嫌で、逃げるようにきょろきょろしながら電車の最後尾に乗る障害があります。やば、知った人がいる!っと思った瞬間に電車を降りて約束の時間に遅刻する、なんてことも。

うーんまとまらない。

今回の磔磔でのくるりライブはハガキでの抽選、ってのがすごくいい。
もし当たったら何としてでも行こうかなと。